『桜の下で』
撮影:木下修二
良い天気で出かけたところ、大勢の人が桜を愛でていた。楽しそうだった。
●審査員講評 江口
大阪城の白壁にきれいな桜…。普通はそれだけでまとめるだけが多いのですが、作者は人物を邪魔ものとせず、勝手気ままに動いている人や停まっている大勢の人をご自分の感性で時間を止めるという少し難しい写真に…。屋根瓦の影が伸びているのも見逃しません。個人的に私好みの写真です。
●審査員講評 清水
この作品ですが、なんかしっくりくるような、どこかザワザワするような感じがして、何故かなとしばらく眺めていたのですが、真ん中の歩いているお姉さんを手で隠すと、なんかちょっと違う雰囲気になるのですよね。写真って不思議だなと思いました。
●審査員講評 田中
タイトル通り、桜の下にある人々のストーリーを感じられる写真です。優れた写真は時に1枚でも映画を見ている感覚になる時があります。本作では画面内に偶然、素晴らしい配置で被写体が立ち、桜の木を中心にそれぞれのストーリーがあることを感じられるからです。意図せず、素晴らしい構図が目の前で起きる瞬間、それ滅多に見れる光景ではありません。
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