初詣参道

川根一雄

一心寺、もう門を閉めるも警備員で灯手を振り通して使った。三脚でカメラ手動絞りあけてままシャッター切りました。

審査員講評

●審査員講評 江口
最初にこの写真を拝見したとき、何~?これ~?と思いながらも私なりに予選通過。でもじっくり見ていきますと正月三が日の寒い夜、三脚を使用しての長時間露光撮影、作者のご努力に感心です。一心寺さんの象徴の仁王像・女体のレリーフ門の写真は過去の応募作品で何度も拝見しましたが、このような作品は一度もありません。特別賞だけでなく最優秀作品賞、本当におめでとうございます!

●審査員講評 清水
発想もユニークなのですが、このチャンスをしっかりと掴むことのできる、長年培った力量と勘が誠に素晴らしい!手動でシャッターを切られたそうですが、頭の中に設計図を描ける方なのだとお見受けしました。写真もとても美しくて、この一心寺の門を撮影した過去作の中でも、かなり綺麗な部類じゃないかと。

●審査員講評  田中
一心寺が持つ趣が表現された秀作です。AIによる生成画像が一般化されたことで、写真が持つ「偶然性」や「物理的な現実」の記録である点に価値が置かれています。本作は三脚や絞り、シャッター速度など、カメラ・写真ならではの機能とツールを駆使することで、私たちが見落としがちな日常の美の可視化に成功した素晴らしい写真です。