第17回夕陽丘うえまち写真コンテスト
審査員 総評

審査委員長:江口保夫氏(フォトキョイ)

第17回夕陽丘うえまち写真コンテスト入賞の皆様、おめでとうございます。
17回も続く写真コンテスト、当初はピンボケや手ブレ写真などの応募もありましたが、年ごとにレベルも上がって来て今回のような優秀作品が集まりました。
とは言え、17年も続きますと多少疲れ気味のマンネリ化が見られ、審査員の目も肥えて見る眼も厳しくなってきている中、今回は今までにないような作品~「ツリーに写るハルカス」「Wow!諸行無常」~や、今までよく見るような被写体でも素直に捉えて改めてホッとするような作品~「仁王」「タワマンと古の坂」~など、またどこにでも見られるような普段の光景を瞬間的に切り撮った~「ポストのある街」~もあり、変化のある作品が多く、楽しく審査させていただきました。
次回もより素晴らしいコンテストになるよう、皆様のご活躍を楽しみにしております。

審査委員:清水ミサコ氏(ラメカカメラ堂)

応募数が少し減ってしまったようですが、総じてレベルが高く、別の年度にご応募して頂ければ入選したかもしれない作品も数点ありました。入選枚数に限度があるため仕方のないことですが、後ろ髪を引かれるような思いがあります。
特に思ったのは、学生の方対象の青春賞の難しさです。心惹かれる作品が多かったのですが、どうしても青春という言葉通りの響きを求めてしまう賞のため、モノクロ的な作品は受賞が後回しになる場合があります。爽やかさだけが青春ではありません。将来や世界への不安などを写真にして一向に構いません。ただ、その心情を「撮影時のエピソード」欄に簡潔に記載してもらえれば、押しやすくなります。
今回も数々の素敵な作品をご応募して頂きありがとうございました。

審査委員:田中一泉氏(日本写真映像専門学校)

今年は例年になく上手な写真の応募が数多くあり、とても嬉しい気持ちで満ち溢れました。審査時では頭を悩ませる事がありましたが、とても楽しく、他では得難い経験となりました。応募者の皆様に感謝申し上げます。しかし、その反面に作者の視点が反映されている良い作品の数が少なかった印象を受けました。素晴らしい写真の中には良いと上手という二つの要素があると考えています。一見、セレクトの際に見落としてしまいがちなそのような作品との出会いを、また来年楽しみにしております。

受賞作品の展示会場

一心寺 南会所

大阪市天王寺区逢阪2-71-17

  • 地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」4,5番出口より南へ徒歩15分。
  • 各線天王寺駅下車あべちか6番出口階段より北へ徒歩15分。
  • お客様専用駐車場はございません。
  • お車の場合はお近くのコインパーキングをご利用ください。

夕陽丘うえまち写真コンテスト事務局

大阪市天王寺区逢阪2-6-13 B1F
TEL:06-6774-2877
FAX:06-6774-4003
MAIL:kura@isshinji.net