人形フェス賞

『相棒』
市村健次郎様

撮影コメント

人形は常に観客側を向いて演技しているので、人形がこちらに向いた時にシャッターを切りました。

審査員講評

●審査委員長 江口保夫氏(フォトキョイ)
数年前から人形フェスへの応募が少ない傾向でしたが、今年は点数が増えホッとしております。人形劇は室内が多い中、珍しく屋外で演劇され、観客の皆様方の表情が撮れてよかったですね。相棒の人形の顔がこちらを向いている瞬間を狙ったとのこと、さすがです。

 

●審査委員 清水ミサコ氏(ラメカカメラ堂)
エピソードを拝見すると、たまたま人形がこちらを向いた時に撮影されたということですね。そのたまたまの瞬間、人形が格好いいポーズなどを決めていたら平凡な写真になっていたかもしれません。このちょっとくたびれて情けなさがにじみ出るようなポーズが最高です。

 

●審査委員 田中一泉氏(日本写真映像専門学校)
人を撮影するとき、1番「目」が大切とよく耳にし、よく伝えています。この作品はお客様の多くがマスクをしているにも関わらず、その目から写真にある空間の楽しさが伝わってくる素敵なスナップショットです。