上町台地パンフ賞

『浪花恋しぐれ』
岡本隆雄様

撮影コメント

レトロな街にぴったりの浴衣姿のおふたり。人物だけカラーで他はモノクロにしてレタッチしました。

審査員講評

●審査委員長 江口保夫氏(フォトキョイ)
商店街を浴衣姿の若いカップルが歩く後姿…。これだけでも写真になるのを更に人物だけ色を残し、周りをモノクロにするというテクニックで仕上げた作品。何かしら浪花の雰囲気が感じられます。

 

●審査委員 清水ミサコ氏(ラメカカメラ堂)
とても風情のある写真だと思います。そして大変な失礼を承知で申しますが、新しい表現に果敢に挑戦されていることに敬服致します。そのうえで私の願望ですが、カップルだけでなく、赤ちょうちんと生ビールの看板だけはカラフルにして欲しいです(酒好きのワクワク感が)

 

●審査委員 田中一泉氏(日本写真映像専門学校)
写真にはメインとなる被写体と、それを活かす空間やその他といった、主従関係があるとされています。本作もカラーとモノクロに変換し差異をつける事で、一見すると主従関係があるように見えますが、構図が良いので背景も被写体も互いにひきたて合う良い1枚に仕上がっています。